『応仁の乱』を読みました
興福寺の僧侶による資料などを読み解いて、室町時代において11年に及んだ応仁の乱を描いた作品が本書です。
そもそもなぜ11年もの長きに渡って戦乱が続いたのか。
支配層のいざこざから派生して、終戦工作もタイミングを逸し、無意味に長く続いてしまったというのが理由だそうです。
結果、支配層の自滅によって戦国大名の台頭となってくるわけです。
山城国一揆や加賀の一向一揆など民衆が活躍したのもこの頃です。
それでは、大和国はどうだったか。引用します。
と説明があります。そして、
興福寺は身近な存在でもあります。
このあたりの場所は空気が澄んでいて気持ちが良いです。
興福寺のホームページを参照すると、武士が主役におどりでた中世(一般的には鎌倉時代と室町時代)に春日社興福寺として大和国を配下に治めました。
しかし、戦国時代になり、武家の治世に興福寺も衰退の兆しを見せます。
『応仁の乱』を読んで、勉強になりました。
以上、書籍の紹介も兼ねて感想を書いてみました。