憲法と民法(どちらも新書)
クリスマスも終わり、もう年末ですね。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
いつもお読み頂きありがとうございます。
法律関係の書籍を読んだので、ぱっと思いついた事を書き留めてみます。
以下の2冊を読みました。
長谷部恭男『憲法とは何か』(岩波新書)と池田真朗『民法はおもしろい』(講談社現代新書)です。
前者の書籍についてです。
「憲法を改正することに賛成ですか」という問いはよく見かけます。しかしながら、憲法のどの条文をどのように改正するかを問わないのはおかしいという主張をされていました。
「民法を改正することに賛成ですか」という問いであれば、どの条文を改正するのかと聞き返すのに、憲法ではそれがないという問題です。
憲法は国の根本的事項を定めた法なので、しっかり考えたり議論したいですね。
後者の書籍についてです。
流動資産(売掛債権や在庫の事)担保の話が面白かったです。大企業であれば、信用を元に株や社債で一般の人から広く資金を調達できます。しかし、中小企業は、不動産や人に対する担保以外にお金を調達する手段がありません。そのために出てきたのが、まだまだ広まっていませんが、流動資産に対する担保です。リスクがあり法的な議論の余地があるそうですが、奥が深そうで面白く読みました。
以上、憲法と民法の入門書を読んだ感想を少し紹介させて頂きました。